ほき4日記

つまひとり、こふたり、さらりーまん・ほきのへーぼんな日常。

キャンセル

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この週末のキャンプは茨城県西部。
那須や大子や軽井沢に比べると近いので、ちょっと遠回りしてキャンプ場に向かいました。

寄り道は昔野宿したことのある洞峰公園の隣にある筑波宇宙センター。
上の子はまったく興味無しで退屈そうでしたが、下の子はロケットやスペースシャトルに興味を持った様子でした。
人工衛星とかスペースシャトルとかを説明するのに身近な天気予報の話とか持ち出して、子どもの「どうやって?」とか「なんで?」に答えるのに精一杯でした。
大きくなったらまた見学しに来たいです。

朝から曇り空でしたが、キャンプ場に向かう途中から小雨が降り出し、キャンプ場に着く頃には水たまりが出来る程の状態になっていました。
降り始めでは「早くテントとタープを立てないと!」という気持ちでいましたが、ここまで降ってくると「キャンセルしてしまおうか」という気持ちがもたげてきます。

「ここのキャンセル料っていくら?」
「分からないんだよね」
「着いたら聞いてみよう、安かったらキャンセルしよう」

妻との間で話が決まり、受付で聞いてみると雨なのでタダでいいとのこと。
キャンセルしてキャンプ場から車を出そうとしたら娘が「帰っちゃうの~(涙)」。

これは意外な展開。
妻と再度相談し、覚悟を決めて当初の予定通りにキャンプして帰ることにしました。

再度受付で申し込みをすると、幸いなことにキャンセルが多かったらしく、事前に予約した所とは違った広いサイトがあてがわれました。
雨も小降りになってきて、その隙にテントとタープを立てます。

設営が一通り終わると雨が止んでいて、湿気の無い涼しげな風が吹いてきました。

「キャンセルしなくて良かったね」
「こんなに過ごしやすいキャンプは久し振りだね」

あのままキャンセルしなくて良かった。
そもそも万全のコンディションでキャンプを張れること自体が稀なのだから、そうそうキャンセルしていると「キャンセル癖」がついてしまいそうです。
今回は踏みとどまって「当たり」だったようです。

キャンプはランプの明かりの中、家族4人でいろんなお話ができる楽しい時間です。
いつまでこんなキャンプが出来るのかなぁ~、と思います。

はす向かいを見ると、3歳位の子どもを連れた3人家族がキャンプに来ています。
テーブルも無く、ランプも無く、薄暗い中、車の車内灯とガスコンロで明かりを取っているようです。
それを妻も私も自分達の初めてのキャンプを思い出して微笑ましく眺めてしまいました。

テーブル、ランプ、タープ、水タンク、…。
今から思うとあらゆるものが無くて、テントとバーベキューコンロだけで千葉県久留里にキャンプに行きました。
周りのサイトが楽しそうに夜を過ごしている中、我々は日が暮れると共にテントで寝るしかありませんでした。

その装備で11月中旬の寒い中、群馬県東村にキャンプに行ったこともあります。
朝、目が覚めるとテントの前に置いておいた荷物が一面、霜でビッシリと真っ白になっていて、タープという装備の必要性そこで初めて認識しました…。

きっとあの家族もこれから少しずつ道具を買い足していって、あの子と一緒にキャンプでいろんなことを話すんだろうね、うちと一緒だね。

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