ほき4日記

つまひとり、こふたり、さらりーまん・ほきのへーぼんな日常。

時事ニュース(原油価格・サウジとロシア)

ひと月前の03/11に載せた「サウジとロシアの決裂が全世界の市場を下げた」のその後の記事。
ソースは3つのようだ。
・コメルサント:ロシア語
アルジャジーラ:英語
・ガーディアン:英語

米国の仲介(脅し?)で両国とも減産に合意したが、一体勝者は誰なのだろうか。
米国の独り勝ちではないのか。

このひと月、何の為の意地の張り合いだったのだろうか。
成り行きをもう少し長く見たかった気がする。

2020-04-13の記事「サウジアラビアとロシアは原油採掘の削減に合意した」
https://eo.m.wikinews.org/wiki/Sauda_Arabio_kaj_Rusio_interkonsentis_pri_reduktado_de_naftoelminigado?dpl_id=7117

・04/10にサウジアラビアとロシアは原油採掘の重要な減産に合意した。先の合意は03/09に停止され、その後に全ての面で原油採掘が高まり、市場は原油価格と株式が一般的に劇的な下落で反応した。原油貯蔵所は世界中で一杯になり、ひと月若しくはもう少し後に工場の完全な崩壊が起こっていただろう。
・ロシアは2020年に8.4%の原油の採掘の減産をしなくてはならない。それはソ連崩壊と経済の全国崩壊に続いた3年間の原油採掘の落ち込みが終わった1994年以来発生していなかった。これは採掘が4660万トンを下回り、これは1992年の6300万トンの低下のみが越えることを意味するだろう。
・両者は米国のドナルド・トランプ大統領に仲介され、賞賛される合意に達しなくてはならなかった。なぜなら原油価格が1バレル当たり29ドルまで下落し、時々下回りさえし、それは1バレルのブレント原油が29-38ドルであった2003-2004年に最後に起きた。新型コロナウィルスの大流行とそれによって引き起こされた検疫と工場と交通機関の大部分が停止して状況が悪化し、原油の需要は30%にまで落ち込んだ。もしも超過生産の問題が解決しなければトランプ氏はサウジアラビアにサウジの原油の輸入に高い関税を掛けると脅迫した。
・値下げは強く両側面に打撃を与えた。ロシアは言及した大流行が原因で悪化させる重大な経済の停滞を被っている。しかし殆ど全体で負債はなく、大きな蓄えを通貨と金で保有している。サウジアラビア原油をロシアより安く採掘するが、その予算は原油80ドルの予測をベースに計算されている。米国は主としてシェールオイルを採掘しており、その採掘は最も費用が高く、今の価格は投資のリターンなしに採掘と運搬の為に殆ど支出をカバーしている。
・直近5年の間、米国は止まらず自国の原油採掘を増やし続けた。それは一日当たりで総計300万トンに増えた。今もロシアの要求に関わらずブラジルやカナダやノルウェーのようにその合意に参加しなかった。しかしながらカナダやノルウェーや米国はすでに自分達の原油採掘を段階的に削減させる準備を表明した。OPECの22ヶ国は5月から6月の間に一日当たり1000万バレル、年末迄に更に800万、2022年5月迄に600万に原油採掘の削減が強制された。その組織の全メンバーの内、メキシコのみがまだ割当てを受け入れていない。
・合意は原油の凝縮には関係しない。ガスプロムは全く影響を受けず、少しノヴァテクに関係があるだろう。減産の殆ど半分はロスネフトの原油採掘のコスト増を引き起こすだろう。原油会社は投資計画を縮小し、幾つかのプロジェクトを中止もしくは延期し、運搬会社との契約を見直すだろう。
・市場は04/13(月)にその1ドル以上の原油価格の上昇として合意に反応した。しかしながら数人の専門家は、この合意が署名されるのは遅すぎて、大流行の影響が避けられずに原油供給の減少すら殆ど和らげうる原油価格の継続的な下落を引き起こすという意見だ。