ほき4日記

つまひとり、こふたり、さらりーまん・ほきのへーぼんな日常。

ペグ

この週末のキャンプは千葉県いすみ市に行ってきました。
いすみ市の大原にあるキャンプ場です。
メインのお目当ては海水浴です。

天候は、今回も万全とは言えず、直前の予報では、土曜日は曇後雨で降水確率60%、日曜日は曇時々雨で降水確率60%。
しかも、土曜日は局所的に雷を伴う強い雨、というものでした…。

土曜日の朝8時頃に家を出て、12時過ぎにはキャンプ場に着いたのですが、その時点で大粒の雨が降り出していました。
この雨が通りすぎればなんとかなるだろう、という判断の元、チェックインして設営し始めたのです。

テントとタープを設営する間、ずっと降り続けているので、もくもくと追われるように作業を続け、その際、手抜きしてテントのペグを打たなかったんです。
いままではペグを打ってしっかりと固定していたのですが、雨の中の作業になることと、ペグを必須とする程の状況を体験したことが無かったことから、ペグを打たなかったんです。

タープの下で昼食を食べ、お茶を飲んでる間にも雨足が段々強くなって来て、遠くで鳴っていた雷鳴が段々近くなってきています。
まるでバケツをひっくり返したような激しい雨です。

早くやまないかなぁ~、なんてのん気に考えていたら突然、強い風が吹いてきてバシャっとタープの一方の柱が倒れ、その下にいる子ども達にバサッっとかぶり、次の瞬間、テントの底が持ち上がって今にも飛ばされそうです。

何とかテントとタープを立て直そうとするも暴風は去りもせず同じ強さで吹き付けてきます。
妻に言って子ども達を車に乗せて、タープはテーブルやイスの上に被せ、目の前の便所の避難させ、風が収まるまで強風で飛ばされそうなテントを必死に押さえつけ…。
地獄絵でした。

風が弱まった所でテントの場所を元に戻し、半ば祈る気持ちで便所の軒下に避難。
雷は真上に来ていて凄い音。
雨が強くて冷たくて呼吸もできない位。
妻も私も全身ずぶ濡れ。

雨が少し弱まったきた所で雨の中に飛び出していって先ずは紐を強く張ってペグを打ち、テントを固定。
タープも立て直し。
この時点で「帰る」という選択肢はありませんでした。
雨でテントを畳めないですから。

雨が止んで遠くでカミナリが鳴っています。

テントの中に水が入っていましたが思った程の被害ではなく、銀マットを敷いて寝床を確保。
借りてきた焚き火ストーブと薪も濡れてしまっていましたが何とか火をつけて熱と暖を確保。
身体を温めながら濡れたイスやらを乾かします。

落ち着いてきた所で晩御飯の準備開始。
嵐が過ぎ去っていつものキャンプが始まりました。

いつもは大して気にもしないペグですが大事ですねぇ。
身をもって一つ一つ覚えていっている感じです。

今回のキャンプ、一番印象に残ったことを家族に聞いたら子ども達は翌日の海水浴でしたが、私と妻は強風でテントが飛ばされかかったこと、で一致。
お互いに笑ってしまいました。

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