長門行

青海島に行く途中、「大寧寺」の行き先表示があったのでふらっと立ち寄ってみました。

「大寧寺、大寧寺、聞いたことがあるお寺だな…？」

陶晴賢に追われた大内義隆が最期に自害した寺でした。

こちらに引っ越してきた時に地域の歴史ということで、毛利元就の本を読んだり大河ドラマをレンタルして見直したりしたので頭に残っていたようです。

「ここが栄華を誇った大内氏の最期の場所か、淋しいところだな。
　家来に裏切られ、山口からいくつも山を越え、さぞかし無念だったろうな。
　でもここから毛利氏が飛躍するんだよな」

いろいろ思い出しながら境内をブラブラしていると懐かしいような名前が案内に書かれていました。

　「上杉憲実」

室町後期の関東管領ですから私と同じ関東の人です(笑)
私のお気に入りの場所、足利学校を復興した人物、ということで覚えていました。

「あぁ、この人のこと知ってる！
　こんなところで出会えるなんてねぇ～」

会ったことも無いのに意外なところで旧知の方に出会ったような思いでした。

関東管領を辞めた後、京都・西国を遍歴し、この大寧寺で亡くなったんですねぇ。

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