おーい

定年後の楽しみにとっておこうと思った星新一ですが、ガマンできず、会社帰りに「ボッコちゃん」を買ってしまいました。

そんなに大きな書店ではなかったのですが、新潮文庫の棚に何冊かが置いてあっただけで、他の出版社の棚には置いてありませんでした。

そうか…、前はどの棚にも置いてあったんだけどな…。

そんだけ時が経ったんですね。
定年後にゆっくり読もう、なんてのはムシのいい願いで、古本屋なんかも廻って今のうちにいろいろ入手しておいた方が良さそうです。

久し振りに読んだショートショート。

「あ、この話、覚えてる！」

読み進んでいくと「意外な結末」を覚えているもの、ちょっと読んで思い出すもの、があって、何度も勉強した問題集を解きながら答え合わせをしているような、ホイホイッという感じになってきました。
結末が分かっていても、こんな内容だったんだぁ、と思いながら読んでいるのでとても面白いです。

ペースを落としてもっと大事に読むことにしよ！

家に帰ってきたら子ども部屋の壁に息子が広告の裏に描いた自画像が貼ってありました。
お気に入りのクマの顔のＴシャツを着て「おーい」と言っている姿です。
「おーい、でてこーい」と言ってるのかもしれません(笑)