ほき4日記

つまひとり、こふたり、さらりーまん・ほきのへーぼんな日常。

カーナビ君

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午後、特に行くあても無く家族みんなで車に乗って出かけました。
最近はこのパターンが多いです。

公園に行こう、ということで、カーナビで埼玉県内の公園の一覧を表示し、適当な公園をピッと目的地にセット。
カーナビの使い方としては乱暴ですが、今までに行ったことの無いところに行けるので、とても便利です。

目的地は狭山の稲荷山公園で、カーナビによると1時間ちょっとで到着できます。
よし、行こう。

ところが…。
午後からドライブっていうのが失敗ですね。
どこをどう向かっても道が混んでいて車がなかなか進みません。

あれぇ、このままじゃ予定の時間に着きそうにないなぁ。
帰ってくる時間を考えると行く気が失せてきます。
元々たいした用事があった訳でもないですし。

車の中では、後ろの座席にいる子ども達が楽しそうに何かしています。
それがそのうち言い合いになって、ケンカになって、お父さんに怒られる。
そして、おとなしくなったかと思うと、すぐにクックックと笑い声が始まり、それがいつの間にか言い合いになって、ケンカになって…。
この繰り返しです。
子ども達もこちらも疲れ始めています。

よ~し、行き先変更!

目的地を自宅にセットし直して、車の通りの少なそうな小道を選びながらチョコマカと帰ることにしました。
カーナビはそんなきまぐれな運転にもしっかりと付いてきてくれて、その都度最適なルートを計算し直してくれるので、そのさまをみて妻や子ども達は「カーナビ君」と擬人化して呼んでいます。
カーナビ君がいてくれれば絶対迷子になることないので、今まで通ったことの無いようなどんな小さな道でも走って行けます。
カーナビ君に出会ってドライブの楽しみが変わりました、ありがとう!

それで、帰る途中に適当な公園があったら立ち寄って、子ども達のフラストレーションを解消しよう、と、そういうことになりました。

「あれ、これ公園じゃない?」
妻が見つけたようです。

貝塚と竪穴式住居の遺跡を公園にした水子貝塚公園です。

公園には資料館があって、いろいろ展示してありました。
縄文時代関東平野はこの辺りまで海だったのだそうで、古河の方まで奥東京湾が入り込み、東武東上線に沿って川越の方には入間湾という湾があったらしいのです。

「ここ」とか「あそこ」というように「こ」というのは場所を表し、「水子(みずこ)」というのは「水のある場所」という意味なのだそうです。
この辺りは海辺で湧き水が多いので人が住みやすかったんですね。
それで貝塚や竪穴式住居の遺跡が出てきた訳です。

私は博物館とかそういうのが好きなので、面白く、勉強になりました。
子ども達もこの辺りから貝殻やサメの化石が出てきたり、縄文人がイノシシやドングリを食べていた、という話が興味深かったらしく、娘が熱心に私の話を聞いてくれました。
これから夏休み、社会科もとい生活科見学でもしてもっと興味を持ちそうなものを沢山見せてあげたくなりますね。

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