ほき4日記

つまひとり、こふたり、さらりーまん・ほきのへーぼんな日常。

時事ニュース(原発閉鎖・フランス)

原子力大国のフランスが古い原子力発電所を閉鎖していく、という話。

2020-02-22の記事「フランス最古の原子力発電所の最終的な閉鎖」
https://eo.m.wikinews.org/wiki/Definitiva_fermo_de_la_plej_malnova_nuklea_centralo_de_Francio?dpl_id=6933

・02/20、1977年から発電を開始したフランス・アルザスにある最古の原子力発電所の原子炉2つの内一つを停止した。
・フクシマ以降、ライン川の側にありフランス国内で地震の多い地域にある老朽化した原発の危険性が問題になった。近隣のドイツ・スイスからも心配されていた。
・従事者や現地住民は原発停止によって生活の糧を失うことに抗議した。また、この停止は原子力発電の70%を占めていた。
・06/30にもう一つの原子炉の停止を予定している。2023年夏までに放射性原料を処理し、早ければ2040年に解体が完了する予定。
・国内の原子力エネルギーを50%とすることを目指し、2035年までに全国58箇所の内、あと12箇所を停止する予定としている。

2016年時点で、フランスの総発電量の73%が原子力というのは世界一高い比率だ。
そんなフランスが原発比率を50%に減らすという。

アルザスはフランスの工業地帯でもあり、国際河川であるライン川の上流。
そもそもがどこに建てても扱いが難しいものに違いないのにあえてそのような場所に原発を建てるというのは当時としても大変な判断だっただろう。

・脱原子力と脱化石燃料への流れ
・世界各地での生活水準の向上によるエネルギー需要の拡大
エネルギー問題は人類・地球の問題だ。
欧州の原発大国がこの問題にどう取り組んでいくのかとても興味深い。


普段余り目にしない海外のニュースは面白い。
あと、英語だけでなく、こうやって間に英語を介さないフランス語ソースやロシア語ソースのそれぞれの視点を持ったニュースというのも面白い。
誰かがエスペラントに翻訳しているとはいえ、こういった各地・各言語ソースの情報に触れられる所がエスペラントを学ぶことの楽しさかもしれない。☺️