採血

採血する度、看護婦さん？から「血管細いですね～」と言われてます。
針を刺せる血管が見つからないのだそうです。

何度もプスプスと刺し直されたりすることはもちろん、血管を浮かび出させるとかで腕をバンバン叩かれたり、カイロで温めたりと、毎回大変です。
健康診断や献血の度、憂鬱になります。

最近は看護婦さんの様子を観察して「あまり巧そうじゃないなぁ」と思ったら、先手を打って「僕、血管が細いらしいんですよね～」などと話して、細心に刺して貰うよう心掛けています。

今日、健康診断があったんです。
しかも血液検査アリ。

様子を見るとメガネを掛けたちっちゃい初老の看護婦さんでした。

大丈夫かなこの人？ 痛くしないかな？ 不安が膨らみます。

いつものように「血管細いらしいですよ、いつも皆さん大変そうです」と話かけてみた所、「あぁ、そうですか？」とそっけない返事でした。

いよいよやばいかな？と思うや、私の左腕を取り上げてクイッと角度を変えた所でプスっと指してきました。

試験管にいい勢いで濃い血が注ぎ込んでいきます。

おぉ、このおばちゃん、一発で鉱脈を探り当てた！
感動的な瞬間でした。（私だけ？）

ふと顔を上げるとおばちゃんの誇らし気？な顔がありました（笑）

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